※2時間もの長丁場でしたが、興味を持ってお話を聞いてくださった姿勢に感謝します!
ありがとう♪
いろんなことを話しましたが…すべてを肯定的に受け止めてほしいなんて、おこがましいことは思っていませんよ。それぞれの考えや目指す方向がありますからね。
ただ、1つでも何か、私の言葉や経験が、皆さんのこれからにとってプラスになると良いなと思っています。
注意:超長文です。
パラレルワーカーの立場から伝えたかったこと
今回、私は「副業をする修了生」という立場で、皆さんの前に登壇させていただきました。いわば、サラリーマン&フリーランスの二束のわらじ野郎からの見地です。
これから就職活動をされる方、フリーランス1本自分の腕っぷしで食っていこうとする方…働き方の選択は人それぞれだと思います。
お話したように、半ば時代のせいにしながら私はこれまで「がむしゃら」に学生時代を過ごし、「何者でもない自分」を社会から突きつけられて、今に至ります。
どうしてこんなにも苦悩をくり返す人生なのだ??
正直、同級生が多すぎる学生の頃から、競争ばかりを強いられる”悲劇のヒロイン”的感情がありました。
でも、無職になって、自分じゃどうしようもなくなって初めて、自分が如何に世間知らずで、独りよがりで自己愛と防衛心のかたまりだったか…と思い知るわけです。
1企業の中でキャリア競争をして、同僚を出し抜いてトップを目指すバリバリのサラリーマンが理想だった時代は、とうに終わっています。(と思っています。中には今もそれで成功する人もいるでしょうし、それはそれで良いと思いますよ。)
「就職できて良かった!もう私の生活安心っ」と思わせるような大企業が、風評やデマ、○春砲で取り上げられる不祥事etc…で、いとも簡単に業績悪化、吸収合併、廃業に追い込まれる時代です。
情報が増えて便利になった反面、情報錯そうでウソが本当のように伝わったり、善意が悪になったり。”情報化”ではなくて”情報”社会になった今、一昔前なら30年はかかると想定されていた理想が10年足らずで実現できる世の中になった、とも言われています。
この情報社会のおかげで、1人親方のフリーランスが、大手企業と何らかの形でつながりを持ち、仕事を請け負うことが出来る時代になりました。個人の小さな活動から起業して、企業化することが出来る…という夢も、以前と比べて身近になっていると感じますし、私の周りにもそのような方々がたくさんいます。
私にとって、二足のわらじ=生活するための保険 です。企業に属しつつ、まさかの時にはもう一本稼ぐツールがある、という感覚です。フリーランスなら定年もないしね。自活力を付けるための学びはずーーっとし続けなければいけませんが、それはサラリーマンでもきっと同じ。
これまで、いろんな紆余曲折があって今のような働き方を自分で選びました。皆さんも、自分が生きやすい形を考えて進んでいっていただきたいなと思っています。
ライターとして皆さんに伝えたかったこと
事前アンケートで、ライター業務に興味がある方、ライターになりたいという方が複数人いらしたのは…嬉しかったです。
「デザインやweb制作を学んで、ライターかよっ」と思った方もいたかもしれませんね(笑)そうです、お話したように私は、デザインセンス0&スキル習得欲を維持できず、サイト制作とデザインを諦めました。
ただ、(私が通っていた頃の名称は)CG・webデザイン科を修了したからこそ、webライティングで仕事が出来るようになったと、強く…強く!!感じています。
web原稿の依頼は、webサイト上にアップされた状態を想像しながら書く必要があります。その時に例えばHTMLを読めたり、制作サイドで指定されているCSSを見てどんなサイト構築になっているのかをおおよそ想像できたり…実は、タグを知らない人と比べて、とんでもなくアドバンテージがデカいのです。
おかげさま、自力で基礎習得したwordpressを触るのにも何ら抵抗なく、投稿(とたまに構築)業務を請け負えるわけです。
お話したように、私は生粋の国語バカで、大学受験の苦行から文章書きのスキルを身につけました。ただ、物書きを今でも「好き」だとは思いません。講座後に対面でお話した方には伝えましたが、私にとって物書きは仕事です。お金をもらう手段です。
苦行と偶然の出会いが重なって、私はライターという道を選びましたが…
ライターになりたい・やってみたいとおっしゃっていた方は、あれこれ考えずにとっとと始めてください!!
別に特別な資格が必要なものでもありません。
「『私はライターです』と名乗ってしまえばその日からライターですから」ね。
「でも、上手く書けるかわからないし…」と言っている人は、ずっとライターにならないと思います。どんな仕事や技術も同じだと思いますが、「上手になってから」なんて、自分がそのタイミングを決めるしかありませんからね。
周りから認めてもらって…といっても、誰かに見せる文章も書かずに、講座やハウツー本ばかりを読みあさるだけでは、絶対にスキルは上達しません。
やってみる。これ、大事です。
ライター業界は、万年人足らずです。でもそのきっかけをつかむには、自分で動き出さなくてはいけません。待っていても仕事は来ません。ライターをしたい!と思っている人も、ここ数年でドン引きするくらい増えていますから。
その大多数が、低単価または仕事に出会えない、継続して書けないという理由でリタイアします。必要なのは、続ける努力です。続けるために何が必要か。
アイデア出しする、ポートフォリオを増やす、寄稿する、ブログやコラムで自分発信する、自分が知っている情報を整理する…日々少しずつでも、テキストコンテンツ制作の材料として準備する意識を持っておくと良いですよ。
情報がこれだけあふれている現代です。講話でペルソナの話をしましたよね。
こんなに尖った内容でも?と思うような情報が、今の世の中には必要なのだと思います。表面の薄っぺらい一般的な情報なんて、すでに腐るほどありますから。
パーソナルな意見や個人の経験、体験記…。本当に、自分にとって特別なことでもないようなネタが、文字化すれば小銭に変わる可能性があるんです。
ただ、手軽に始められるからこそ、続けるのが難しくて、実は奥が深くて、何年書いてもずっと文字の扱いに悩まされています(笑)
ライターさんではないけれど、私よりもずっとステキな、上手な文章を書く人もたくさんいます。スルンと読める良文に会うと、ライターを名乗るのが恥ずかしくなる時もあります。それでも「続けて書く」のがライターの仕事です。
自分の思いや妄想、体験、スキルを綴る作家(ライター)・ブロガーという仕事もありますが、それを披露して認知されるまでには、やはり誰かの目と興味を引き付けなければ仕事になりませんよね。
講話でお話したように私は、出会った多くの人の目に留めてもらって、楽しいこともアイデアも共有し、実際に仕事につながっています。
情報が多すぎる今じゃ、目に留めてもらえなければ0ですから。「自分は出来るのに(書きたいのに)なんで…?」と思っているだけじゃ、活躍の場にたどり着けません。
企業内であっても、対外的な場面であっても、どんなシーンでも「人との関わり」がやっぱり大切だと日々思っています。
最後に…
web業界に限らず、どんな業界でも「自分の思いを伝える」「文章化する」スキルは(上手くなるとかではなく)意識していて損はないと思います。
時代や情報、傾向や流行など、世の中はいろんなものが変化して流れていきますが、文章力というのは基本的に大きく変わることはありません。それが証拠に、私が15年前から愛読している本に書かれている内容は、ごく最近出版された共感文章術的な本とほぼ同じです。
伝える術を持った人は、きっと人と出会ったり、関わったりしやすくなると思います。
いや、私がそうだ!とは決して言ってないよ。そこを私も目指している、正に途中段階なのですよ。人生、生涯勉強ですよ。
如何にスマートに伝えて、ズレなく理解してもらえるか。
相手が好意的に文章をとらえてくれるか。
この2点を基準にして発言、発信を心がけると良いですよ。
では、どこかの現場で、またはイベントか勉強会で、お会いできる日を楽しみにしています。その時は声をかけてくださいね。
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