ライティングセミナーが「これから」にどう関わるか

セミナー開催後
2日が経ち、

いろんなことを思い返します。


そして、毎回感じている
「書く」を学び、レクチャーすることの

難しさ。

ただ、
これから に生かして欲しいと、

毎度感じる話。



例えば、
プログラミングや
ホームページの作り方なんかは、

マークアップの仕方
実装できない原因は?
こんな風に見せたい
このコードでこう変わる


というように、
実践する方法とその答えが
直ぐに得やすい。

コードを知って

こんな風にするには?
このアバターをゆっくり動かしたい
背景の色を変えたい

…と、
作るものに対する欲が出る。
その一つ一つも
答えが得やすい。


じゃぁ、ライティングはどうか。


すでに日本語は話せる
伝える相手との意志疎通も問題なし。

ただ、
効果的に
分かりやすく
相手を引き付ける

ツール として物を書くには、
どうしたらいいか。


これは、
習ったからといって
直ぐに
あらゆるシーンで劇的に変わる
というものではないです。



教わる・知る=出来る
ではないから。



じゃあどうすればいい?

セミナーで聴いたことを
毎回毎回
思い返し、


その都度落とし込んでいくしかない。

そして、

書く内容も
送る相手も
その目的も
必要性も

いつもそれぞれ違う文章に、
共通しているポイントは

実はそれほど多くない。



例えば、

すごく偉い人に
分かりやすく書く箇条書きは
多くの場合、失礼にあたる。

礼を尽くして
長くなりがちな
尊敬語漢字多めの
真っ黒く見える文を強いられる。

それでも分かりやすくするには

スペースをとり、
段落の内容が散らからないようにする。
文の流れを壊さず
伝えたいことを
項目ごとのまとまりで
文章にする。

これで感謝やお願いを伝えるのが目的。


でも、同僚やクライアントとの
仕事やりとりなら

詳細な部分を
お互いの認識にズレなく
解ってもらうのが目的。

ここが仕事で大事なところだ と、
相手に知らしめて
単文または箇条書きし、

平易な言葉になおして
スッキリ見せることもできる。



お礼の手紙や業務メールでなく、
セールスレターはどうか。

知って欲しい
買って欲しい
使って欲しい


だから 読んで欲しい。

読み手に寄り添い、
想像させて相手を 動かす こと。
これが目的。



目的に向かうために
必要な文は


想像するだけで
こんなに幅が広く
シーンも違う。


だからこそ、

具体的な 書くべき 文章を
想像しながら

書く 目的をしっかりと意識して、

それほど多くない
「見やすい文章のポイント」を
振り返りつつ書くと、

自分で改善点を探すことができる。
修正もできる。



セミナー冒頭、
わたしは皆さんに
暴言を吐きました。


「なにかしら 書きたいと思って
参加してくださったでしょう。
ただ、その想いで動いて、
既に皆さんはお金を払っている。

物を売り買いする 
という見方でいえば、

(買ってしまった)
お金を払った時点で、

勝ち(売り手)か負け(購入)かで言えば
負け、なんです。」


「その払った代金を
回収できるかどうか。
それは、これからの文章書きで
生かしていけるかどうか。」

「みなさんが書く必要のある文章は
それぞれ違うでしょう。
自分にとって不要なところも
あるかもしれない。

ここは大事だ、ここは役立つ
というポイントを
一つでも多く感じてほしい。」


だから
自分ごと として、聴いてください。


きっと
セミナー直後に
物足りなさを感じた方も
いるはずです。

これは致し方ない。

ただ、参加した方が
セミナー終了で終わりにせず、

こんな話してたなー、と
思い出してもらえれば
きっと文章が変わるでしょう。


学んで終わらない、
知って 意識してからがスタート。

書くたびに振り返り
(10年書いてる私も)
一つの原稿を何度も見直して
足して削って、また削って、
それでもやり直しをくらう。

そのたびに
こうすればいいんだ、と学ぶ。
この繰り返し。

大切なのは、
これから 。

要は、
ライティングセミナーとは
相手の見方を知って、
修正校正を日常化してもらうもの。

…だろうな、と思っています。



只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

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