話し言葉の違和感「させていただく」方々をよく見かけます


テレビを見ていて
特によく思うこと。

激しい主観に基づく話。



我が家、
思春期に差し掛かる子どもが
いるためか、

流行もの ってやつに
時間を割くことが多いです。


tiktokしかり
ようつべもしかり

音モノに触れる時間が
とりわけ長く。


それでも
アプリやネットものより
テレビの方が

どことなく健全に感じてしまうのは

ジェネレーション的発想でしょうか。


金曜日夜の老舗音楽番組は、
子どもだけでなく
親にとっても
慣れ親しんだ感じの

ナマで歌手が歌う
臨場感…みたいなのが

いいですよねー。


ナマの良さ は魅力的なのですが

どうも私、

ナマ歌前のトークに
ちょいちょい違和感を覚えます。


特定の人がどうこうでなく、

例えるなら、

46人いるのかなー
男性大勢で歌ったり
踊ったりするのねー

と連想する方々に
多いようにも感じますが


10代や20代そこらで
まぁ落ち着いていて

礼儀正しいオーラを
放ってますねぇーー

と思わせつつ連続放出する

「させていただく」…。


回数が半端ない
えげつない


いちいち

歌わせていただく
ダンスさせていただく
コラボさせていただく
共演させていただく


いただき三昧。
なんでもいただく。

とりあえず語尾に

いただく。

そんなんでいいの?
と思うくらい、
いただきまくる。

きっといろんなところで
失礼がないように、

大人の中で
うまくたち振る舞おうとして、
身につけた一つのスキル…

みたいなもんでしょうが。

語彙もまだ
拙い頃から、

とにかく相手を不快にさせないための
身を守る 術 。

ただね。
頻発乱発すると、

謙り過ぎて
嫌味よ。


くださる とか
いらっしゃるとか

相手を尊敬したり
自分がへりくだったり、


その適切な使用とバランスも大事。



もしもインタビューだったら
話し言葉でなく文字だったら

そのまま書いてしまうと
字面で
読む前に見た目で

やり直しくらうぜ。

語尾修正は
誤字脱字に続いて
物書きにとっての肝。
ライター力量も
計られる部分なので

話すときはもちろん、
書くときも慎重に。


ま、若い世代の流れが
そのまま世間の常識に
なることも多い世の中ですから、


そのうち
国語の授業で

〜させていただく
だけ知っときゃいいです!



…ってなるかなぁ。
それはないかなぁ。





只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

0コメント

  • 1000 / 1000