電話番号は「打つ」らしいです

※今回のブログ、一言で言えば

ジェネレーションギャップの話。

ちなみに我が子の場合、

電話を自分ひとりでかけられるようになったのは

中学校一年の春でした…。


我が子は電話が苦手です

我が家は、家(固定)電話をほぼ使用していません。

固定電話でなくても

連絡が取れる手段があるから。

むしろそっちの方が楽だから。


回線の契約はしているものの、

1か月に一度、なるかならないかの

使用頻度低!!な固定電話を

いっそのこと解約してしまおうか…

と思ったこともあります。


たまに着電音がなると

「なになに!!なんの音?!」と

家族が雑音元を捜索するほど、

電話機に触れることがありませんでした。


やがて、

たまーに音を発する電話に、「誰が」出るか。

ひと悶着起こるほど

電話で 話す ことが苦手になっていったわけです。


「もしもし」を言わない 文字会話への慣れ

今どきの子どもたちは

へんな人から情報聞きだされる とか

売りつけ商法のセールス電話かかる とか

誰か分からない人と話しちゃいけん とか


電話に出ることに対する

デメリットが先に意識付けされているように思います。


我が子が通った小学校では、

個人情報の観点から 連絡網 が消え、

学校からの連絡はアプリで一斉配信。

友達と連絡を取るために(ほんとはだめだけど)

数年前の連絡網を探して電話しても、


テレビやインターネットのプラン変更が

割とお手軽になってきたこともあり、

「お客様がおかけになった電話番号は

現在つかわれておりません」

だったり。


今から遊ぼうよ!の連絡を

電話で取り合うのではなく、

週末に学校で予定を合わせるように

子どもたちなりに工夫しているようでした。

それはそれで良いことなのですが、


電話がなくてもどうにかなる。

この環境に慣れた子どもが…


「先生から電話がくる」

「諸連絡を連絡網で回す」

と聞いただけで…

弩緊張! 

まるで天変地異でも起こるかのような形相!

なわけです。


小学校はアプリ連絡ですが、

中学校は連絡網方式。



全ての学校連絡が文字で成立していたはずが、

ナマの人間同士、伝言で要件を伝えるという、

聞く力と伝える力が試されるような

イベントを担わねばならなくなった…


そんな休校が
さらに延長されようとは、

1ヶ月前には考えもしていなかったでしょう。

電話番号は“かける“から“打つ”に?

学校の始業式は短縮され、
部活も引き続きお休み。

登校から
二時間あまりで帰ってきた子どもですが、
その顔はどこか晴れやかでした。

ひさしぶりに友達と会って
それだけでもリフレッシュてきたようで。

早速、自主トレを兼ねた体力作りを
友達と計画して帰ったらしく、

ちょいちょい確認電話をすることに
なりそうなのですが…

我が家は日中、子どものスマホを
旦那様が持ち出していますし

LINEで友達と連絡がとれない子は、
やはり苦手な電話をかけるしかない…

そこで、
今更ながら電話のかけ方を
再確認する我が子。


子:ねえ、電話番号っち10桁よな
私:え、市内通話なら頭の三桁要りません
子:あ、そっか。
私:あぁ、そこからか…
子:で番号を子機に打てばいいんやな。

私:…うつ…??

打つ!電話番号、打つって!!

電話は かけるもの だという常識は
LINE電話やアプリ通話のタップ慣れした
現代っ子の常識と

ちょっと違ってきたのかしら…
と考えさせられました。

確かに
黒電話のじーじー回る音も
プッシュホンを押すこともなく

スマホをタップするのが
スタートだった子どもには
打つ の方がしっくりくるかもね。

でも
「電話番号打って」とは
私は言わないだろうな…。


只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

0コメント

  • 1000 / 1000