月末は思考も原稿も大わらわです。
月の中ほどまでは順調に入稿をこなしても、
必ずペースを乱す「新案件の依頼」が月末近くに舞い込むのです。
いや、本当にありがたい話です。
私が「書きたい!」といわなくても
書け!もっと書け!
といわれるのですから。
ただ、新しい案件をお受けするには、
それ相応の覚悟が必要です。
納期や文字数はさほど問題ではありません。
知識がないのが辛いのです。
専門的な話になればなるほど、
その知識がなければかけません。
読んだ人に
「私はズブの素人です」宣言をするのと同じことです。
中途半端なことは、書くほうも読むほうも
ちっとも面白くないのです。
こんなとき私はまず、
その分野の知識があるかないか を、
依頼担当者に伝えます。
知識が無ければ、勉強する時間とやる気が
あるかないかを伝えます。
知識があれば、考えずともツラツラ文章がかけてしまう体質です。
頭で構成考えて、
ダイレクトに入力することができるかどうか。
これは、執筆にどのくらいの時間がかかるかを計る目安になります。
月末に特急案件は基本お断りの姿勢を見せます。
期待させる時間が、担当者と私それぞれにもったいないのです。
ただ、自分のこれからを考えて
やらねば!と前のめりになるタイミングは
逃したくないのです。
そして、そのタイミングは、
自分が「今はないわぁ」という絶妙な間でやってきます。
月末は、
「まだかね?」
「これ書いて」
「これ書ける?」
怒涛のクライアントメッセ責めです。
自分のキャパをはるかに超える文量だとわかっていても、
書けば落ちる小銭と
経験値を上げたい欲にかられてしまいます。
もうまるでドラクエの世界です。
教会で生き返ることができるなら、
どんなやつでも迷わず受けるのに。
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