職業病…とでも言いましょうか。
私は、
Web上の記事を見て
それが本当かどうか を、
測るセンサーが作動します。
いろんな情報を調べるための
ツールとしては使いますが、
全てを鵜呑みにする気分には
到底なれません。
いつもそう感じてはいるのですが、
昨日、
Facebookのお友達様も
ネット上の情報真偽を
憂いている様子を拝見し、
忌まわしい一年半前の
「記事一斉に闇化」日を
再び思い起こしました。
日本に限って言えば、
幼少の頃から
「ウソはいけない」
という意識づけがなされます。
ウソをつく事は、
犯罪者にもなり得るほど。
ただ、
日本を飛び出せば
ウソがウソだと認識されない
ウソの何が悪い
ウソを信じる人が悪い
こんなことを本気で言う人もいる。
あ、国内にも少なからず
いるでしょうがね。
Facebookのお友達様が憂いた
その元記事には、
バズらせの まやかし記事 を
量産して大儲けしている
とある国の小さな村人集団
のことが書かれていました。
経済的貧困が恒常化し
日々の暮らしすらままならない、
その小さな町に一人の人が
ネット広告ビジネスを持ち込み、
表示閲覧目的の
とんでもないウソを書かせる
チームを立ち上げ、
広告収入でガツガツ稼いでいる
…という話。
世界を賑わす
著名人を引き合いに出し、
ないことだらけの記事を書く。
そしてためらわずに
それをアップする。
ゴシップならまだいい。
世界的に有名な人が
例えば突然死したり
ビッグネームの企業が
倒産するらしかったり。
根も葉もないとはこのことか。
というほどの嘘っぱちを
ためらわずに、
広告収入のためにアップする。
残念ながら
その記事は瞬時に世界の人に触れ、
世界のどこかで誰かが
え???
と思わずクリックすれば
その瞬間に小銭が落ちる。
貧困が問題なのか
だから平気でウソをつくのか。
ウソ記事を書くだけで
富豪になれる
と言われたら、
やってしまう人もいるでしょう。
貧困が日常の人にとって、
ウソをつくのは良いこと
ウソを書けばお金儲けが出来る
と解されるのはむしろ必然。
インカムが大きくなれば
それに伴って
うそレベルも上昇する。
より刺激が強く、
よりインパクトがあり、
誰もが まさか!と驚くような
そんな記事が
良いコンテンツとなる。
これを
ウソは悪だと
取り締まるのは
カンタンじゃない。
日本だから
10サイト一斉閉鎖 で
幕を閉じた…
ように見える、
一年半前の
あの出来事も
大手企業だからこその措置で、
今でもまだ
ウソかもしれない
ウソっぽい
そんな記事は
日本のどこそこで
作られているリスクは高い。
どうひいき目に見ても
アウトですよね…といいたくなる
サイトも
のうのうと更新されてますし。
だって、
検索したのを記事にするだけ
初心者でもカンタン
誰でもできる
こんな依頼が
毎日毎日、
ウンザリするほど
湧き上がっているんですから。
そんなフィールドで
同じく記事を書くことの
虚しさすら感じるこの頃。
でも
何がどうであっても、
誠実に仕事をすることで
モチベーションを保っていこうと
逆に励みにするしかないか。
「あんな風にはならんぞ」
「頼まれてもクソネタは書かんぞ」
ここだけは譲れない。
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