原稿を書く時間とスキルについて

 ※いろんな原稿を書いてきて

 これまでの経験も鑑みながら

 今わたしは原稿を書いているので、


「一月にどれくらい稼げますか?」や

「この原稿書くのに使う時間は?」と

いった類の質問に対する答えは


…あくまでも参考程度にしておいて。

という話。



 先日、自分の親しい人間から

「すっきりしてて分かりやすい」

「こんな文章かけるんやね」

と(多分)お褒めの言葉を頂きました。


で、次に発せられた言葉が

「これ、どのくらいの時間で書くん?」


この 時間 という概念には

二通りの考え方が

ライターにはあるわけで。


一つ。

構想まで含めた脳内活動時間も含む

二つ。

単純に入力文字化する時間。


普段から、

依頼に対する考えや方向について

なんと無し頭のなかの

一部どこかが稼働しています。


そして、いざ

書く前の準備やるぜ!のタイミングで

具体的に構想を可視化します。

(紙とペンでざっくりかく)

構想が見えたら

一つ一つの部品をはめ込むように

文章を書き始めるのです。


ただ、書き始めた文章も、

ノンストップでさらさらと

湧き出るもんではございません。


書いて、止まって

全体見て

前文に足して、後文と入れ替えて

句読点を気にして…

そして声に出して読む。


こんなことを何度となく

繰り返しています。



この工程は

ある程度数をこなせば

「慣れ」や「クセ」が

自覚できるので対処もしやすい。


難しい内容の文や、

勉強しなきゃわかんないことは


総じて時間が掛かります

(脳内時間含め)

数日かかるのもザラ。


ただ、これまでに書いたことがある

カテゴリーは

記憶を掘り起こして調べて…

割と早い。


ちなみに私は、


1000文字原稿で予備知識あり

構成から原稿書きまで


という条件だったら

30分程度の時間をみておく…

位のペースです。


さらにいえば


思うがままに連ねた

このブログテキストは…

書き始めて今、

7分が経過しました。


えーあたしそんなに

早くかけなーい


とか


そんなことは考えない方が良いです。


比較するものではありません。

勿論、早い方が効率は良いです。


時間の効率、

単価のアップ。



ただ、早いからと行って

文がぐだぐだなのは

ナンセンスです。


このブログはともかくですが、

他の文章は私にとって

全て優劣なしのお仕事ですから。

(あ、納期の優劣や前後はある…)


頂いた仕事を

情熱でぐわっと書いてみて

冷静に神経とぎすまして校正し、


うん、大丈夫かな。

という所まで書くことに集中します。


それでも、

扱う文字数が多いせいか

誤字もそりゃやらかしますが。


やっぱり

書く って仕事は


続けているからこそ!と

思う時が多いです。

一度苦行めいた物書きを経験すれば、


その後は勘の戻りも

早かったりします。


一度

自分を文章漬けにすると、

所要時間もスキルも

格段に好転するのかな。


と、自らの経験と

主観でそう強く思います。

只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

0コメント

  • 1000 / 1000