先週末、
大分では「冬の風物詩」となっている恒例行事、
県内一周駅伝が行われていました。
この駅伝のために、
選手やサポーターの皆さんは
連日トレーニングや走り込みを
繰り返してきたことでしょう…。
持久力と根気がない私にとって、
選手の皆さんの努力は
本当に尊敬します。
で、パート勤務先の都合上、
毎年この駅伝のゴールに
何かしらタイミングよく
出くわしてしまう私は、
昨年、一昨年に感じたことを思い出し、
このゴールの時を
クサクサとした気持ちで
眺めていました。
もちろん、県下をあげて開催する
この駅伝開催中は、
周辺住民や通行人の人に、
いろんな制限が及びます。
走る人が少しでも
順位を上げるための環境づくりが
大切なことは分かります。
歓喜に沸くゴール地点。
テープを切って続々帰還するチームメイトを
全員で出迎えて労をねぎらう。
結果をかみ締める。
終わった安堵の雰囲気など。
ゴール周辺はいろんな感情と、
いろんな表情を見せる選手の方と、
支えるチームの関係者が…
ごっちゃごっちゃごっちゃ。
なんなんでしょうね。あのお祭り雰囲気。
祭りの終焉はその余韻に浸りたい。
もちろん分かります。
反省も喜びも疲れもなんもかんも、
その場に集う人で分かちたいでしょう。
でも、
申し訳ないんですが、
ゴールの市役所前に集う人はなにも、
応援や仲間や関係者ばかりじゃ
ないんですよね。
道路使用許可とってるとか、
車乗り入れ制限とか、
そんな問題じゃなくて、
見るのが虚しいんです。
終わった後に
いかにもだらだらしている大人たち。
駅伝の応援をしに駆けつけた
近所の小学生たちは、
応援も理路整然と列を乱さず、
通行人の邪魔にならないように、
体勢を崩さないまま
声を力いっぱい張り上げて
「ガンバレー」
「おめでとう!」って
いうんですよね。
花火がゴールを知らせれば、
さっと引率の先生が子どもを促し、
列を作ったまま学校に戻るんです。
それに引きかえどうでしょう。
余韻に一時間以上浸りながら、
バリケードが外れて
車が通行できるようになった車道や、
歩行者、自転車が行きかう歩道を
ジャージ着ている人たちが居座り、
だらだらと(主観です)お話して、
その横を
日常な人たちが遠慮して通るんです。
歩道はいたるところで
人の固まりが占拠。
しかも数人の仲間と固まっている人たち
誰一人として、
「ちょっとよけよう」とか
「あっちの空き地に移動しよ」などという
言葉を発しない(私が聞いていない)。
むしろ占拠することで
鼓舞しているようにすら見える姿。
集団心理ってやつでしょうか。
一人だと廻りに目を配れる人も、
その一員だと固まり化してしまう…。
申し訳ないんですが。
一生懸命に一年間、
頑張ってきたかもしれませんが、
開催している場所は、
トラックでも、空き地でも、広場でもなく
公道だ!ということを
ほんの少しでも
気に留めていただけたらなと、
昨年も全く同じことを
思っていました。
そのためにはきっと、
ゴール後に関係者人数を
まとめて誘導できるような配慮や、
わざわざ歩道を占拠するような
行き場のないところからの
速やかな移動や、
終了した後自然と撤収するような
「あとは皆さん自己責任で」
現地解散的なことではない
なにかしらのルールや策を、
ほんと切実に考えたほうが良い。
すんごい力走を見せていたのは、
今歩道で人囲んで騒いでるあの人か…
なんて思いたくないですから。
応援に来てた子どものほうが、
よっぽどスマートな物腰だった。
仕事中の外回りで自転車移動の私に、
ハッと気づいて、
「自転車きてるよ」
「みんなゆずって!」
「列こわさないでね」
と、誰からとも無く仲間に声をかける
小学生たちにむしろ私は、
激しく感動しました。
駅伝が終わった直後こそ、
一県民として気持ちよくすがすがしく
「今年も皆さん頑張ってましたね」
「感動をありがとう」
って言いたい。
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