一昨日のことですが、
クリエイターさんが集うグループの
「フリーライターに聞く!大分の仕事事情」
という講座で、
ライターさんの生の声を
拝聴いたしました。
私も、
時々ではありますが、
物書きをしている身として
非常に興味深いお話の数々を
聴くことができました。
やはり、
「紙とwebの書き方は違うよね」
という話に触れられましたが、
そこは私
突き詰めていくと
大きく違わない。
いや、歩み寄ってきている。
という自論をもっているので、
どの段階で
書き方が違うと感じるのか。
また、
共通点はどこにあるか。
改めて自分の頭の中で
整理をしていました。
ここ数ヶ月の間で行った
ライティング講座でも取り上げましたが、
紙だろうとwebだろうと、
難しそうな文は読まれない。
ということは、
間違いないようで。
ただ、
紙媒体とwebの違いは
文章を求める動機と
その選び方に対して
「ユーザーがどの段階で
お金を落とすか。」
これかな。
無料で見られることが多いweb原稿は、
ちょっとでも
読みづらい 読まなくていいか
と思われれば、
あっさり逃げることができる。
浮気も二股もし放題。
(タブを増やす ページを行き来 の意)
紙媒体、殊に雑誌は
まずこれまでの信頼や自分の感覚で
本を手にとり、
中身を想定して、
または手元に残したい情報に会い、
その他の情報丸ごとに対して
お金を先に払う。
そして、じっくり文を探る。
中には
ずっと読まれないままの文もあり、
興味外の情報だと思いながら
読んでみるか、の文もあるでしょう。
いつでも引っ張り出して
ピンスポットで振り返ることができる。
これが
手元にある紙媒体の
最大のメリット。
webのテキストは
そもそもが
Googleを向いている文。
またはblogのように、
個人が言いたいことを
自分の責任で
つらつら文字重ねして呟く。
このどちらか。
webテキストがなぜ必要か?
というところから始まって、
結果
ユーザーに有益じゃなきゃ…なんて
当たり前のことを
声高らかに言っちゃうような。
競争を勝ち抜くために
Gのご意向(アルゴリズム)に沿い、
更新必須の
タイトな納期で、
安易に楽をしようとする
やからが増えて、
あんなことや
こんな事が起こっちゃう。
(察してください 説明割愛)
タブーが起こって
それを潰す…いたちごっこが
どこかしこで繰り広げられる
そんなフィールドです…。
もう大海原で
ばっちゃんばっちゃんと
大波にのまれちゃあ
ぷっかり浮いたり沈んだり。
ニュースリリースは
客観的事実を
淡々と列挙しますが、
これもやっぱり
情報提供に間違いないけど、
その先には
顧客獲得とか、
閲覧有料会員を増やすとか、
カラム広告表示とか、
そのweb媒体そのものが
運営企業のものであり
広告ツール以外の
何ものでもなくて。
紙もwebも、
読み手にとって分かりやすくなきゃ
正しく情報を伝えなきゃ
ここはもぅ大前提で。
ただ、Gが
ちゃんと説明しなさいよー
と言ったが為に、
その評価は
文字数と共起語(と多分その他諸々)が
基準みたいになって、
ダラダラダラダラダラダラダラ…
としたコンテンツが
ぼんぼんアップされて、
それでもユーザーは
見出しと目次のリンクを頼りに
だらだらだらだらだら…の中から
サクッと目的の文を探せるようになってる。
ほんの一部でも、
読まれればそれで成功。
これがwebコンテンツだと、
私は割り切っています。
ユーザーが欲しい!とすぐに解る
欲しい部分をさらっと読める
これを突き詰めれば
やはり
きっと、
紙とwebの文に求められるものは
ほぼ等しい。
はず。
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