読む・書く・伝える について考える

ライターとしての目線と並行して

母目線(ひいきめ)で

学生の文章と語り、伝え方スキルってばか高いやん!!

などと考察させられた…

とある日の脳内思考ログです。


高校生ビブリオバトルを鑑賞 いや…感服!!

11月某日、

大分県内の中学生、高校生が

自分の「推し本」を聴衆者に向けて

猛アピールする…という

プレゼンテーション?大会

「第9回大分県中学生・高校生ビブリオバトル」

に潜入しました。

(え、9回もやってたのね…)


7組に分かれて予選を行い、

勝ち抜いた7名で決勝バトルを行うというもの。

高校生の子どもを2人ばかり育てている私としては、

もうすべての学生に対して母目線!

(実は息子が出場していたという理由もデカい)


ただ、

日々イヤというほど活字や声に向き合う

言葉の仕事をなりわいにすると、

息子の文章と語りにすら

逆に客観視してしまうという、

なんとも不思議で残念な気持ちです。

子の晴れ姿、ひいき目主観たっぷりで見たかったよほんと。


伝えたいことをまとめ、

抑揚や間を加えて自分のトークにしていく学生たち。


すげーすげーすげー!出来上がってる…(汗)

しかもユーモアセンスとかある!!

いや、決勝7名のバトル

自分にとって本当に勉強になりました。

聞けて良かった。と素直に感じています。


「自分が読みたいと感じた本の発表者」に投票し

その得票数でチャンピオンが決まるので、


実際にはその本の魅力やあらすじだけでなく

いかにして含みを持たせながら

ネタバレしない程度の内容を開示し

聴衆者の興味を引き付けるか。


ここがきっと、バトルの軸になる部分で、

バトルを聞いたうえで実本を読むと

「私ならこう伝える」

「自分だったらここをバトルで紹介する」

と、ピックアップする場面も

ひとりひとり違ってくるだろうし


これまで自分が触れようとしなかった

分野や作家、業界の本の紹介を聞いて

異世界の本に触れてみたくなったりするだろうし。


(始まる前は4時間の長尺にうんざり気味でしたが)

バトル開始から終了まで

あっという間の刺激的な時間をいただきました。


読む・聴く・書く・伝える の難しさとおもしろさ

まるで当たり前のように、

私は誰かの話を聞き、自分なりに解釈し、

それを自分の考える言葉で発し、文章にする…

という仕事に長く関わっていますが、


改めて、

聴くことと読むこと(自分内処理)

書くことと伝えること(発信側行動) って、

まあ複雑で細かくて、人それぞれで

だから おもしろいんだな と感じています。


私がお会いする人には、

ファーストインタビューの場合もあるし

反対に、日々インタビューを受けるような方もいて


目の前の人 がその瞬間に発したことを基軸に

いろんな考察をしながら話を掘り下げて

さらに質問に答えをいただき、話のまとまりを付けていく


インタビューの際の記憶も絡めながら

聴いたことと雰囲気を読み物にする

誰かにその思いが伝わるように書いていく


いや、本当に毎回といっていいほど

はげちらかすくらい頭使いますけど、

こんな、おもしろみしかない!仕事って

他にはなかなかないと思いますよ。


ライター職と自分の働き方を見つめ直してみて

同じ対象者のインタビュー記事を読み込んだうえで

私が今度は取材を行い、

その場で広がっていく話から


自分がどこに共感し

「何を軸に伝えようか」と考えて

どんなストーリーをもって

限られた文字数で話を展開していくか…


正解がない中で、

私の文が読んだ方にどんな感想を抱かせるのか


直接で感想をいただくことも少ないので

本当に毎回「大丈夫だったのか?」と

不安に駆られてしまいますが、


いつも自分の文を見返し

その中で改良ポイントを見つけては

次に活かそうと肝に銘じる


這い上がれない沼のような仕事をしています。

でも、

その沼は沈むごとに新たな発見をくれ、

反省と改善の意識を高めてくれます。

お会いした方々から

過分に前向きなポテンシャルを浴びせてもらえます。


大変だけどおもしろい

納期に追われるけどどこかウキウキ。

そんな仕事にわずかでも関われている自分って

ほんと、恵まれているなと思います。


いや実際はガチで泥臭い仕事だし

生成AIの脅威は末恐ろしいし、

ただ、

時代のスピードに抗うことなく

そこに合わせた形で働いてきた自分としては、

いろんな意味で次のステップを

検討するタイミングかなとも思っています。


新たなことを知り、見つけ

そこであがき、次の時流に乗るための

ステップアップは必須。

生きるために、働くために、

必要なことは何か…


いいスピード感をもって

文字からたくさんの情報を得て

その情報の一端でも担えるように

これからも文字と伝え方に向き合っていきたいと

思っています。

只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

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