※一昨年あたりは、
生成AIという単語を聞くと
どこか及び腰でビビッていましたが、
その頃によく
「ライターの仕事なくなるから大変ですね」
と、各所ご心配いただきました。
今じゃ「使うのが当たり前」的感覚になって
それでも、どうにかライターを続けています。
という話。
私は 「確認」が下手くそなライターです
私は、
「自力でひねり出す こねくりライター」です。
随分と頭の中を散らかして、
あーでもないこーでもない
をひたすら繰り返すタイプです。
そして私は、
校正(誤字脱字)をやり損じる
という悪いクセを持っています。
自分で書いた文章のアラを見つけるのって、
結構難しいんですよ。
おぼろげに、自分の文が頭に残っていて、
そのまま校正にとりかかると
どうしても、
既視感からの読み飛ばし を
無意識に発動してしまいます。
自分で万全だと思えたタイミングで
原稿を納品するのですが、
どういうわけか、
その直後にふと見直すと
「げ!誤植発見!」なんて結構あります。
その悪いところを自認し、
どうにかいい方法がないか…と
悩みはじめたのが10年以上前です。
その時に
・紙に印刷してしっかり文字を追う
・一晩寝かせて文を軽く忘れる
をルーティーンにしようと決めました。
月末に何度も誤字で嫌な思いしたやん。
自分で万全の確認体制を敷くぞ!
…と心に決めても、
人間(いや私)とは、怠惰な生き物です…
この確認作業を飛ばしたくなってしまう。
紙じゃなくてモニターでよくね?
ドキュメントの変換アドバイスでいけるっしょ
で…デジタルを信用しきってはいけないと
講座で何度も話をし、
校正ツールまでオススメして、
結果自分ができていない(汗)という…
自分激甘な私。
ちょっと、そもそもの仕事のやり方を
変えるべきでないかい?
ヒューマンエラー回避を
真面目にやらんといけないんじゃない?
1年ほど前から考え始めていたところでした。
割とがっつりめに 生成AI、使っています
チャットGPTが一般向けに登場した時の衝撃…
いやあ、すごかったなあ(白目)…
本気で、「ライターの仕事の分母が減るぞ」と
リアルに感じました。
いえ、当時はまだ、
どこか文章にぎこちなさがあり、
「こんなんでライター代行なんてムリっしょ」
という多勢もいましたが、
およそ3年経って、どうよ。この恐るべき進歩。
ふつーに日本語で、
読みやすい文章、作ってくれるもの。
なんならイラストも書くし、
プログラムコードも吐き出す。
しかも誤字脱字、エラーなし。
ちょっとした修正対応も可。
なんじゃこれ。
すっごいじゃん。
って感心して終わり、じゃ
ダメですよね。
そこで自分に何ができるのか。
自分がライター界隈で生き残るためには
何をするべきか…
まずは使って知らなければ対策はできません。
及び腰で使い始め、
探りながら、触って失敗しながら…
共存することを決めました。
ねっとり文字をこねくり回す部分の仕事と、
さっくりまとめてそこからテコ入れする仕事を
自分で選別しながら
積極的に便利ツールを使っていこうと思います。
いや、本当に
使い方次第では 未だ役立たず だし
本質を知って、考えて触れば
それ相当の反応を、間違いなく返してくれるやつです。
便利です。ありがたいです。
もっと使えるはずです。
活かさない手はない。
いや、待てよ。
最後にしっかりと
お断りを入れておきましょう。
生成AIが吐き出してくれた文を
そのまんま入稿しよう、なんぞ
1ミリも思っていませんからね。
それをやった時=ライター終焉
これは大前提で、の話ですよ。
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