※ライティングってさ
ただ文章を書けばいいってもんじゃなくてさ。
これまでのGの歴史とかさ、
これからどうなるんだろう…なんてこともさ。
いろいろ考えなきゃいかんのだな。
…を含ませた講座にした。
という話。
このブログでも
何度も伝えていますが、
紙だろうが、webだろうが
チラシだろうがセールスDMだろうが、
たいして書き方に差は無くなってきて
それでいて
「平易でわかりやすい文章」が必須条件。
これ以上でも以下でもなく
いや、細かい縛りは
言い始めたらキリがないわけです。
どうして「平易」で「わかりやすい」なの?
難しそうな文章の方が良いんじゃない?
なんて個別の疑問どうのこうのじゃなくて、
どの立ち位置から
どっちを向いて原稿を書くのか。
誰に向けて原稿を書くのか。
これに尽きると思います。
で、わかりやすい文って一体何なの?
と突っ込まれそうですが、
書くうえでは
固すぎず砕けすぎず、
主語と動詞、係り言葉を近くに置くといい、とか
具体的に意識できるポイントもいくつかあります。
それでもやはり、文の良さは
・読む人の好きな文体や好みの表現
・読むときのテンション、モチベーション
これに大きく左右されるのです。
能動的に読みに行く人か
仕方なし、受動的に読もうとしている人か。
ここでも大きく違う。
それなら、読まれやすさを
文の質だけに依存するのではなくて、
そのサイトの露出度を上げるという方法で
(→検索ランクで上を狙うSEO)実現する場合、
どうしたら良いの?です。
この時、文章はどこを向いて書くのか。
私のイメージは
手前にいる人に語りかけながら
googleクローラを肩越し遠目にみている
そんな感じです。
話者の語り掛ける相手が、
共感し納得して満足感を得られる文。
といいつつ、
googleさんにも「ね、わかりやすいでしょ?」
と、読み進めやすさに気を配った文。
ライティングってものを、
日々のあらゆるシーンで考える…
クセみたいなものが私の中で常に働いていますが、
例えば
同じ在宅ワーカー養成のweb制作コースや
文字起こしコースは、
修了時に受講者さんの感じる
「できあがった感」「仕上げた感」が
ライティングコースの方より
きっと得られやすいと思います。
一つの音源を文字化して、
一つのwebサイトを自分なりに完成させて、
ベースとなる起こし方や作り方を一通り学び、
具体的なポイントがあって、
それは確実に実務で活かせるから。
ライティングはそれとちょっと違う。
易しい日本語を正しく書こう!と
声高らかに毎度言われても、
具体的なテクニックはケースバイケースで、
仕様書×webサイトの体裁×執筆事象(対象)
加えて言えば、
web担の文章に対する欲と質と理解。
これによって
納品すべき文章のクオリティと
求められるスキルが
全然違います。
誰でも何となく出来るんじゃん。
別に習わなくても良いんじゃね?です。
それでも誰もが
すぐにライターみたいに文章を書かないのは
確実・具体的なスキルが
はっきりと見えないから。
だと思っています。
文章って、
その瞬間皆が一斉に同じテーマで文章を書いて
(入力して)
要は 誰もが全く同じ操作をして
「はい、出来ましたね。わかりましたか?」
…が、ない。
「このことについて書きましょう。
はーい。出来ました。」の間に、
手取り足取り が、ない。
何となく習っている気分になっているけど
自信も何となくしか持てなくて、
書いてみれば修正くらうし。
全く知らない人よりは、
その業界っぽいことを知っていて、
だからってこの文章でいいのかが
分からない…
これまでに行われた
前回、前々回のライティング講座も
そしておそらく今回の受講者の数人かは、
こんなふうに感じて居るのではないかと。
それは十分に私も分かっているつもりですし、
そして、いつも私自身が思い悩むところです。
確固たるものを示してあげたい。
でも、ライターとして
押さえておかねばならないポイントや
最低限のルールはあるとして、
それ以上のものをスキルとして得るには、
書く。
やってみる。
この繰り返しなのです。
そう、ライティングは
知識先行ではなくてむしろ
書いたものから もっと を探る
これまで以上 を自分のものにする
この繰り返しです。
かくいう私も、今作成している原稿で
やり直しはもらうし、
いつでも悩み、読み返しては
さらに言い回しを変えて
言葉をこねくり回して一つの文にします。
これ完璧。絶対OK はない。
しいて言えば
誤字脱字、句読点の位置、主語にかかる述語。
これを外さずしっかりチェックするくらい。
だからこそ、
自分が書こうとするものを
自分でしっかり決めて(構成8割)
ざっくり書き上げて(執筆2割)
そのあとクライアントのお伺いを立てる。
クライアントやweb担さんは、
自分でそれを書ければきっと依頼しません。
書こうと思えば書けそうだ。
でも、
時間的な問題や効果的な文章の知識や
書いたこれまでの経験が
乏しい、書ける人に書いてもらったほうがいい。
そう感じているから
これほどまでに多くの案件が出回るんです。
それなりの体で書かれたものに対して人は、
こうしたらいいかも
ああしたほうが良いと言えるもの。
その指標やベースとなる文章を
クライアントに提示するのが
webライターの仕事かな。と思っています。
一校目で完璧を求めない
やり直しながらお互いにすり合わせて
クライアントの望む文に仕上げる
その道筋を提案する仕事だと感じています。
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