年度初めにいつも思うこと(日本語むずかしいね…の話)

※2020年は、義務教育変革の年(突然なに!?)

小学校から英語授業がスタートしたり、

同じくプログラミング教育が始まったり…

(こっちには軽く足突っ込んでいますが)


いや、今年に限っては

学校も仕事も「年度初めを晴れ晴れしく!」

とは行きませんが、


そう。小学校英語が導入されると決まった時、

グローバルな社会を目指して、や

英語習っても話せんやんけ、や

日本語すらろくに学んでないのに、など

いろんな声が沸き立ちましたよね。


…ご存じですか?

世界中にある言語の習得で

日本語 が最高難度に値する と言われているのを。

その日本語、正しく使う努力も

必要かもよ。の話。


日本語って難しいですよね

私は、ライターとして文章を書くほかに、

いろんな原稿の校正や推敲めいた仕事も

一部お請けしています。


普段は、文章の流れ(読みやすさ/リズム)を

一番に意識して執筆しますが、

推敲・校正となると、

「正しさ」にとても気を遣います。

また、その文章ごとで

依頼者の意図を組み入れた文体に変わります。

要は、

同じ言葉や単語でも、

依頼するクライアントの好みで表記が変わる

…ことがあり得ます、結構。


特に、

音声起こしの仕事をする方には

至極共感してもらえるポイントだと思いますが、

できる と 出来る

いただく と 頂く

1つ と ひとつ

これが少しでもゆらぐと、

依頼者の印象だけでなく、

見る人にとって読みづらい文になります。


本来はその使い方、NGですよ。

とクライアントさんに

言いたい漢字表記などもあったりして

一応、記者ハンドブック片手に根拠を示して

「で、どうする?」

とゆだねますが、

依頼する側がOKと言えば仰せのままに…。


こんなことを半ば日常でやっていると、

仕事と全く関係ないところで

その表記おかしい!とか

こうすればいいのに!が、

どうしても目に付いてしまうのです。


それでも良いんじゃない?な日本語が増えてきています

我が子からは「あーはいはい」と言われちゃうし、

それでも

ちっちぇぇ、めんどくさっ!と思われそうな

違和感を見つけては

解決をしようとする…


まるで、

お嫁さんのまえで

部屋のすみにあるホコリを

わざと指にのせて

「あら、お掃除してるおつもり??」と

アゴをちょいと上げて話す姑ばりに、


重箱隅をこすってこすって

爪楊枝ですくいあげるほど

小せぇところまで目配せするなんて、


誰かにとってはどーでも良いこと

なのかもしれません。


私がまだ若かりし頃、

(今いくつなんだよ…)

「夜ごはん」と発した私の言葉を

「晩ごはんでしょ」とよく訂正されたものです…


ヤバい→元の語源は古いよ。 だって

以前は「あいつやべぇよ…」のネガティブイメージで

用いらていたのが、

今じゃ、良かろう悪かろう

なんでんかんでん

ヤバいで成立しますしね。


念のためにここでお伝えしますが、

このブログは

正しいとかどうとかなく、

私の心のままを文字化しただけ の

文字かたまり なので

仕事でこんな文章を書いてるなんて

思わないでね。


年度初めと選挙のシーズンにお目に掛かる違和感

昨日も、ふと見つけたのですよ。


言葉の違和感とでも言いましょうか。

それ、あってんの?と

少し考えちゃうような言葉を。


昨日に限らず、

年度初めに配られる大量のプリントや

選挙開票速報や出口調査で

よく耳にする言葉ではありますがね。


昨日見つけたのは

議決を必要とする学校関連の

プリントのなかにあった…

(いや、PTA総会っていっちゃえばいいやん)


『 賛成が 過半数を超えたら 』。 

過半数って半分以上じゃないの?

じゃあ、「賛成が 半数 を超えたら」じゃないの??

どうしても 過半数 使いたいなら

「賛成が過半数なら」 「過半数に達したら」じゃない???


…こんなことを 

ふと、いつでも言います。

確かにあたしって、めんどくせぇ。

これを朝から強めに言うあたしに

なんとなし共感示してくれる旦那さまさんきゅ。


ただ、これは

表現方法としてスタンダードじゃなくて、

おおよそ 過半数を超えちゃう人の方が

多いと思うんですよ。

これも、 超える の指し示す量基点が

時と場合と 人の感覚に左右されるところがあって

だから、

達しようが満たそうが、超えようが

同じ意味になることもあるんですよね。


とはいっても、

誤解を生まない正しい日本語 を

選ぶならやっぱり 半数 じゃない?


こんな

曖昧要素たっぷりな日本語が

学生時分は大っきらいでしたが、

仕事柄、面白いとでも思わなければ

やってられないので…


たぶん、これからも

「難しい…」とあえぎながら

辞書をひきひき、

重箱の隅をつつきあげて行くんだと思います。

 


只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

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