※これまでは
やったほうがいいんじゃね?」的なノリで
テレワークしようよ!と
世間の流行っぽく扱われていたような気がしますが、
今となってはテレワークを熱望するほど
そのメリットに注目が集まっています。
となれば…
既存テレワーカー(特に一人親方)は
よりいっそう気を引き締めねばならんのだ!
という話。
↑まずはこちらをご覧下さい。
何度かこのブログを読んで下さっている方は
ご存じかと思いますが、
私は副業ライターです。
日中はとある事務所で経理の仕事をしています。
そんな生活を10年以上続け、
初めはずいぶん珍しがられたものです。
そのうち、
「そんな働き方したい!」「家で働くなんて理想!」
とか言われはじめて、今、縁あって
偉そうに人前で語る なんて仕事も
頂けるようになりました。
勘違いしないでね。家で仕事=カンタンじゃないよ
ありがたいことに、
県の在宅ワーカー養成事業に関わらせて頂きながら、
テレワークを望むたくさんの女性と遭いました。
”働く”と”家事・子育て”を両立させたいと願う方。
外で働けない事情がある方。
スキルアップしたいという方が
入門セミナーで目をキラキラさせて
食い入るようにお話を聞く姿はいつも印象的です。
その後、手続きの事や業務の流れ、リアルな収入など
泥くさい(笑)現実を包みかくさず話すと、
「私にできるのか自信がありません」
「子どもがいると納期が守れないこともあるかも」
「企業の人と自分が交渉できるのか…」
「この時はどうしたらいいですか」
「文章かければいいんじゃないですか?」
………。
私はこれまで、どの質問にも 答え を
言えずにいました。
だって、ケースバイケースだし答えなんて都度違うし。
でも、ここ1ヶ月ほど、テレワークの話題が
いろんな所から入ってきて、
ふと思ったんですよね。
え、もしかして
在宅ライターって簡単そうだと思われてた…?
カンタンじゃないよ(ニヤリ)とは、
ずばっと毎回言いますよ。
業務内容を把握する努力 とか
書いて欲しい雰囲気(空気)を察する とか
勉強する時間を取る とか
取材中に「文字数クリアするか?」と考えながら
話題を広げて引き出そうとする とか
やった方が良いこともやらねばならんことも
出来ればそこまでやりたいってことも
正直、ライターの仕事って天井知らずなんですよ。
自分が仕事の完成を
自分で決めなきゃならないなんて…
はっきり言って
「Mの極み」です。
自分で落としどころを探さねばならない。
ここでいいや
と思った着地点が、
相手にとって不十分だったら
その時点で私は
「ここまでのライターか」と思われる。
それが怖くて
細心の注意をはらったつもりでも、
後で小さなミスに気付く。
こんなことを何度も繰り返してきたしね。
企業テレワークの水準以上をこなすつもりで
これまで
「うちの会社はテレワークしなくてもいい」
「業種からしてテレワークは実現不可能」
と言い張ってきた企業でも、
外出自粛要請が出されたとたんに、
社員を在宅勤務にシフトできる…。
そんなものですよ。
現状が忙しくて、テレワーク導入に
手が回らなかっただけです。
オリンピックに向けて3年も前から
国がテレワーク普及を訴えていたのにね。
今後、外出自粛が緩和された後も、
この便利な働き方を
スタンダードにする企業が増えるかもしれません。
「遠く離れて生活する有能な人材を
地方でも採用できる」
現実的には可能だけど、
テレワークをしていなかった企業にとって、
できることはわかっちゃいるけど…
そんな夢物語みたいなこと、うちでは…
と言い続けてきたはずが、
ここ数ヶ月であっという間に現実味を帯び、
その働き方に見慣れてくるわけですよね。
フリーランスにとってクライアントとなる
企業のテレワーク意識が底上げされるってわけで。
そうすると
特に地方のフリーランサーなんかは、
「東京基準で仕事ができるかどうか」が
仕事獲得のための目安だったりして、
いっぱしのテレワーカーばりに
遠隔で一緒に仕事が出来るレベル を
初めまして の直後から求められる
となるのですよ、きっと。
だから、
企業という後ろ盾がない
裸一貫の一人親方フリーランスさんは
仕事の質 に加えて
日々の連絡やレスポンス、マナーに至るまで
すべて会社員さんに倣うくらいの
いやそれ以上に、
丁寧さと気くばり、他との連携連絡、
相手の仕事のしやすさなどなど
意識の端っこにおいて仕事しなきゃ
これから 質 以外の所で
自分が評価される部分が
どんどん大きくなるだろうな…と
思っています。
つらつら書きましたが、
基本的にここまでの話は
今ふっと沸いてきたわけでなく、
ずーっと前から変わらないし
むしろ、
「やばい、自分ちゃんとせな!」ではなく、
「さらに気を引き締めて参らねば」と
言えるような振る舞いが
ネットワーク上でもリアルでも
もっと大事になってくるな…と
思っています。
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