第六.七回webライティング講座終了しました

※決して更新を怠けているわけではありません。

前回と今回は、

受講者さんが書いた原稿に

私が赤入れをして修正する回、そして

私が受講者さんの疑問や悩みにこたえる…

個人面談の回だっただけです…。


内容がシンクロするのでまとめて更新を。

と思っていたけど、

個人面談をして私も、

これまでを振り返るいいきっかけになったな…

という話。


一度赤入れしただけで受講者さん意識が激変!

「初めての原稿がなかなか書きだせない」

これまでに講座を受講した大半の方が

まず 書き出し でつまづきます。


そこに どうして? とか

どうやったら書けるようになるの?とか…

言っている間に書いて見せなさいよ!

と、思い返せば毎回言い続けてました…。


書くことがまだ不安…それでも書かせる理由は


良いも悪いも、その原稿を見なきゃ

私は何とも言いようがなく、

講師目線で どうしたら や アドバイス とか

言い続けてもキリがないわけです。


いや、ライティングを語ろうと思えば

あれやこれやと延々続けられる自信もあります。

いろんな知識をスタートする前に入れておくのは

悪いことではありませんが、

インプットのし過ぎはかえって、

 やる気 を削いでしまうと私は思っています。


教わったこと全てが 初めて から

全て網羅できるとは限らないし、

失敗やつまづきも習得の手段なので、

まず書いて!やってみて!と

口酸っぱくして何度も繰り返します。


何とか書いた!それが実はいちばん大事


あれやこれやと励ましつつ、

何とか20人の受講者に原稿を書かせ…

そして赤入れをバンバンして差し戻しました。

この時点で

へこむひと、納得する人、なぜか喜ぶ人…

いろんな人がいるのですが(笑)


その次の書くやる気につながるように

(普段の私にないやさしさを最大限にじませて)

全てを校正するのではなく、

大事な(考えてほしい)ところは

ヒントを残しつつアドバイスする感じで、

どうにか1000~3000字×20原稿を見直しました…。


このタイミングで例年私が気にかけているのは、

「次の課題書き出しで受講者さんがどう感じるか」


初めて1000字を超える原稿を書きあげて、

ホッとしながらも真っ赤っかのフィードバックに

打ちひしがれているはず。

でも、追われるように次の課題を書かねばいかん。

2回目の課題に取り組む前は

どちらかと言えば後ろ向きな気持ちになるかもしれません。

でも、2回目を書き終えて提出した時

皆さん揃ってこういうんですよ。


「初めて書いた課題よりずっと書きやすかった」

これこれ!これが

 とにかく書け! の理由なんです。


二回目からグッと書きやすさを感じる理由


全員とは言いませんが、

二回目の課題を割とスルッと出してきた受講者の皆さん。

これは今回に限ったことではなくて、

過去2期ほど担当した講座でも、

一様に同じ傾向が見られました。

それってどうしてだと思います?


受ける講座から実践する講座に意識をシフトした

webライティング講座の流れを振り返ると…

例えばこんなふうに、

(雰囲気はリンクから感じてください)

講座を受けているからこそ得られる知識を

あれやこれやと3回目までは詰め込む感じで

過ごしてきている受講者さんマインドは、

分からないこと、教えて!!

って感じの 待ち な姿勢が強め。

それが一変するのが 第四回目の終盤…


「いよいよ来週から書いてもらいますよ」

この言葉を必ず毎期いれるんです。

要は、気持ちのスイッチングです。

するとこれまた決まって受講者さんが

「えーーー…そんないきなり書けないぃ」

と言うわけ。


いやいやいや。ライターって書くのが仕事だかんね。

手動かして書かんと銭は入らんよ。


ただ、

聞いていることで知識は深まった。

注意しなければいかんこともたくさんある。

それを踏まえて、

お金をもらう文章を自分に書けるのか…。

この心の障壁を超えるには、

もう一歩踏み出すしかない!

無理やりでも何か書いてみるしかない!

課題だし書かなきゃ次の講座行きにくくなる!…(笑)


動機はなんであれ、実践してみるしかないんです。

実践を通して学ぶことがある ということを

やってみて、知ったからこそ


前回の原稿校正で赤入れされた箇所

ヒントやアドバイスした部分

そしてこれまで聴いた講座の内容

全てが繋がって 書くスタート を一人一人が意識する。

だから二回目の原稿が以前より

スムーズに書き出せるんです(自論)。


実践して”考えながら文を書く”を自分ごとにする


ライティング講座記念すべき第一回でわたしは、

「ライターって書くってよりは

 考える・調べる・やってみる仕事です」

と言うのですが、

これ、聴いている受講者さんにとっては


へーそうなんだ…。

と思ってもピンとこなかったはず。なんです。

えぇ、分かっていますとも。

やろうとして初めて、


書けない

分からない

文がつながらない

スムーズに読める文って何?

これ、書いちゃっていいの?

言い切ってしまっていいの?


と書きながら悩んで、手が止まって…


何を書いても不安に感じるんです。

ここで

できない自分を知って諦める ではなく、

出来ない具体的な事を知って次に活かす が大事。


話を聞いているだけの間は

出来るような気がどんどんしてきて、

知識が溜まっていく分、書くハードルを上げて、


やってみると思った以上に形(文)にできなくて、


じゃあここはどうすればいい?

書く前にあれを準備するべきだった

こんな風に書きたいけどあの材料が足らない

もっとこうしたらいい構成だったかも


と、具体的に小さなことを振り返って反省すれば

どんどん精度が上がるし、

取り組むスピードも速くなる。

これが


ライターの姿を自分ごとに置き換えるステップ

そして

繰り返し書き続けることの大切さ。です!


最終回に向けて

これまで2期のライティング講座を担当して、

回が終わるたび、期が終了するたびに


何人の人が書き続けてくれるだろう…

と不安で仕方がありませんでした。


書くためのノウハウ(自論)と私の経験は

惜しみなく垂れ流し、

尋ねられた以上の答えを返して、

ライター仲間になってくれ!と

懇願するような面持ちでいました。


だから、今回のライティング講座は

趣向を凝らし、講座の組み立てをしなおして、

必要とあらば突発で変更してみたり、


スタートする人と私の

根本的な 気持ち の隔たりを埋めるように意識した

チャレンジにも似た内容にがらっと変えました。


ライターだって日々悩みながら原稿を書いている。

ステキな文がさらっと吐き出せるわけじゃない。

むしろその逆で、

いつも読み返して練り直して、

打ちなおすハードワークです。


片手間でできる仕事じゃないし、

でもコツさえつかめば、国語が苦手だって

文章が苦手だと思っていたって、

ライターは出来るんだ!って

感じてもらえるような内容になったかな、と

わずかながら手ごたえを感じています。


振り返ってみた今日の時点で

やり切った感があるので…

最終回はざっくばらんに質問を受けて、

これからの傾向(主観)を共有して

楽しく終わりたいと思います!




只今おうちで仕事中…ちくかくライターBlog

大分県に住むフリーライター 竹林みか の日常と活動を「ちく(竹林が)か(書)く」ブログ。 パラレルワークライター18年目。取材インタビュー原稿が主軸です。「書く」を「語る」依頼と同時進行、業務拡大を図る。 及川光博・DOMOTO・snowmanゆり組強火宮館担。薔薇をまとったエレガント男子好物。ネタ喰いつきは音速並。

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